2020年5月11日月曜日

コロナ、低い死亡率

日本は、高齢者が多いにも関わらず、コロナの死亡率は、驚くほど少ない。人口10万人当たりの死者数にして、イタリア49.1、アメリカ22.4、ドイツ8.8に対して日本は0.44といいます。
勿論医療関係者の献身的な努力は大きい原因の一つでしょうが、一方の政府の対応が優れていたせいとは、思われません。なぜなら、国内外の政府の対応の評価はとても低いものです。なぜ、日本の死亡率が低いのかは興味を引きます。

日本はロックダウンのような強制を行いませんでした。一方自主規制の力は、だいぶ発揮されたのではないでしょうか。日本は、災害国として、これほど、災害が日常化している国も珍しいのではないでしょうか。知らず知らずのうちに、災害に対応する集団の力が、身についているのではないか。漠然とした感想ですが、何かそのような感じがします。

2020年5月8日金曜日

コロナと高い野菜

4月以来割と好天続きなのに、野菜が随分高いような気がします。なぜか、以下は私の推測です。
外食産業が閉鎖されました。おそらく、厳しいコストパフォーマンス競争を強いられている外食産業は、安い中国野菜への依存度が大きかったでしょう。外食産業が閉店した結果、大勢の胃袋は、家庭の食事にシフトする。その結果、中国系が消えた分、国産野菜への需要が増大、これが、野菜値上がりの原因ではないでしょうか。
食料自給率という、大事な安全保障を軽視してきたツケが回ってきた、といえます。

2020年5月4日月曜日

自粛、どこかおかしい

コロナの自粛がこれだけ続き、毎日毎日、頑張りましょうみたいな、テレビのアナウンサーの言葉をきいていると、いやがおうでも、日常とは違う、何かよくわからない雰囲気が生まれます。同調圧力がフル回転の中では、もしそれを破る人間がいれば、「みんなががんばっているのに」という、バッシングの土壌ができます。又、そうした気分を背景とした「正義感」のマスコミ、個人が活躍します。人は、ますます萎縮します。

自粛がコインの表とすれば、コインの裏は、そのために、今日の収入を絶たれ、明日の食事を作ることができない、中小の企業関係の大勢の人です。バイトができず、大学を続けることができない学生です。仕事を失ったフリーランスの人たちです。こういう人達は、自粛どころではないでしょう。自粛という言葉にかき消されてはならない。

現在の政府の、少ない補助金、少ない検査、こうした無策ぶりを許している背景にあるのは、コインの表に比べ、コインの裏が軽視されているからではないでしょうか。

コロナとたたかうためには、自粛だけでは十分でありません。自粛しながら、「生き続ける」ことのはずです。でないと、戦前の「欲しがりませんかつまでは」が復活しそうです。