2020年9月3日木曜日

そろそろ再開しようかな

 気が付いたら、特に理由もなく、ブログを怠けたまま、9月になってしまった。しきりにもうそろそろ再開しよう、という気持ちがわいています。やっぱり、自分と向き合い、社会と向き合う時間を求める気持ちがあるのでしょう。

2020年5月11日月曜日

コロナ、低い死亡率

日本は、高齢者が多いにも関わらず、コロナの死亡率は、驚くほど少ない。人口10万人当たりの死者数にして、イタリア49.1、アメリカ22.4、ドイツ8.8に対して日本は0.44といいます。
勿論医療関係者の献身的な努力は大きい原因の一つでしょうが、一方の政府の対応が優れていたせいとは、思われません。なぜなら、国内外の政府の対応の評価はとても低いものです。なぜ、日本の死亡率が低いのかは興味を引きます。

日本はロックダウンのような強制を行いませんでした。一方自主規制の力は、だいぶ発揮されたのではないでしょうか。日本は、災害国として、これほど、災害が日常化している国も珍しいのではないでしょうか。知らず知らずのうちに、災害に対応する集団の力が、身についているのではないか。漠然とした感想ですが、何かそのような感じがします。

2020年5月8日金曜日

コロナと高い野菜

4月以来割と好天続きなのに、野菜が随分高いような気がします。なぜか、以下は私の推測です。
外食産業が閉鎖されました。おそらく、厳しいコストパフォーマンス競争を強いられている外食産業は、安い中国野菜への依存度が大きかったでしょう。外食産業が閉店した結果、大勢の胃袋は、家庭の食事にシフトする。その結果、中国系が消えた分、国産野菜への需要が増大、これが、野菜値上がりの原因ではないでしょうか。
食料自給率という、大事な安全保障を軽視してきたツケが回ってきた、といえます。

2020年5月4日月曜日

自粛、どこかおかしい

コロナの自粛がこれだけ続き、毎日毎日、頑張りましょうみたいな、テレビのアナウンサーの言葉をきいていると、いやがおうでも、日常とは違う、何かよくわからない雰囲気が生まれます。同調圧力がフル回転の中では、もしそれを破る人間がいれば、「みんなががんばっているのに」という、バッシングの土壌ができます。又、そうした気分を背景とした「正義感」のマスコミ、個人が活躍します。人は、ますます萎縮します。

自粛がコインの表とすれば、コインの裏は、そのために、今日の収入を絶たれ、明日の食事を作ることができない、中小の企業関係の大勢の人です。バイトができず、大学を続けることができない学生です。仕事を失ったフリーランスの人たちです。こういう人達は、自粛どころではないでしょう。自粛という言葉にかき消されてはならない。

現在の政府の、少ない補助金、少ない検査、こうした無策ぶりを許している背景にあるのは、コインの表に比べ、コインの裏が軽視されているからではないでしょうか。

コロナとたたかうためには、自粛だけでは十分でありません。自粛しながら、「生き続ける」ことのはずです。でないと、戦前の「欲しがりませんかつまでは」が復活しそうです。

2020年4月27日月曜日

原発とコロナ

コロナで、商売を自粛せよ、と政府はいいます。ならば収入のストップに対して、生活の保障のお金を出すことは、子供でも分かる当然の理屈です。それをしなかったら、一体何のための、税金か、何のための政府かと、不思議な感にとらわれます。しかし、そのための予算は信じられない程少なく、煩雑な手続きで、救いの手は限りなく遅い。一体何をかんがえているのだろう?政府は、例えば、財布のひもの固い主婦のように、将来を考えて、出費にきびしいだけでしょうか。決して決して、そうとは思えません。それなら、イージスアショアとか、戦闘機の購入に莫大なお金を使うのをやめるとか、大企業が、莫大な内部留保をためるほどの、優遇税制を改めるとか、何もしないずがありません。

要するに、お金儲けにならないことにお金は出したくない、そうしたお金は無駄に見えている、国民がそれほど大事ではない、のではないでしょうか。今にして思えば、原発も同じです。津波の危険は、科学者が警告した、だけど、「将来の危険から国民を守る」お金は、無駄にしか見えない、そうした発想の結果、津波対策をしなかった、そして全電源ストップを引き起こし、メルトダウンを引き起こしました。

お金の使用の優先度を間違えた結果、原発で悲惨を招来し、今再び、コロナで、お金の優先度がおかしい政府の無策による、国民の悲惨が、発生しようとしております。

2020年4月20日月曜日

マクロン大統領の誠実

フランスのマクロン大統領は、財政緊縮策で、黄色いベスト運動などの引き金になり、すっかり評判をおとしましたが、最近、おやと思う報道がありました。

それは、コロナで苦しむスペインやイタリアをすくうために、EUの連帯を訴える内容です。両国が今苦しんでいるのは、2010年の金融危機の際、EUは緊縮財政をせまり、当時の教育・医療の削減したからである、だからEUにも責任がある、今は経済より、連帯を大切にして、EU共同債を発行して、みんなで両国を助けよう、というものです。

そして警告します、今連帯することに失敗すれば、ポピュリストが勝利して、EUは崩壊するだろうと。

そして、歴史の教訓をのべてます。第一次世界大戦後、ドイツが悪者とされ、多額の債務が押し付けられ、その結果、ドイツにヒットラーファシズムが生まれた。「罪人に負債を払わせる」という考えは、ポピュリストを生み出し、悲劇につながると。

大抵の政治家は、人間だから、なんかの時、キラリと誠意が光る瞬間がある。しかし、そんなものは、はなから期待できない政治家が、残念ながら身近なところにいる。

2020年4月15日水曜日

米大統領選、希望が見えてきた

民主党の大統領候補を決める予備選挙から、撤退を表明していた、B・サンダースが、バイデン候補を支持すると発表しました。これは、久々級の、ビッグニュースです。

前の選挙では、最後までもつれたこともあり、サンダース氏ら左派は、ヒラリークリントンを支持もしませんでしたが、今回は、サンダース氏はバイデン候補を支持にふみきりました。「近代史上最も危険なトランプ政権」を倒すためとしております。

注目すべきは、今回のバイデン支持が、トランプに勝つための、選挙目当ての野合ではなく、6つの分野で、サンダース氏の政策をも、とりいれる「共闘」的要素をもっていることです。そこには、サンダース氏が主張してきた、健康保険改革とか、学生のローン負担軽減なども、ふくまれるということです。

想像するに、この「にわか共闘」の背景には、前の選挙時に比べ、左派のウォーレンン候補が人気を集めるなど、民主党主流派にとって、左派勢力は、もはや「過激」などと言って無視することができない程の、一大勢力になっている、のだと思います。歴史は動いてます!

さらに、うれしいことには、今まで、選挙には、距離を置いてきたといわれるオバマ前大統領が、この「にわか共闘」の実現のために、色々関与してきたといいます。オバマ+サンダース これは、頼もしい。

さあ、いよいよ、民主党は、対立を忘れ、一丸となって、トランプという、コロナに匹敵する厄災を、退治するときです。 11月が楽しみになってきた。Gooo  Baiden! 

2020年4月13日月曜日

弱いアメリカ

コロナが、何処まで広がり、いつ収束するのか、まだわかりません。第一次、第二次の世界大戦に匹敵する、大惨事という人もおります。
おびただしい犠牲者がでた、両大戦のあと、人間は、反省して、二度と戦争を起こすまいと、国際連盟をつくり、その失敗を乗り越え、国際連合をつくりました。

しかし、人間の反省は、十分でありませんでした。だから、安全保障のためと称して、核兵器や最新兵器に頼ることをやめず、そのために、巨額の軍事費を、投入してきました。

ニューヨークの悲惨な医療崩壊の現場は、アメリカの巨大な軍事力が、いかにウィルスの前に無力であるかを、示しております。世界中が目撃しました、弱いアメリカ!

福祉を削って軍事費にお金を使うことが、いかに愚かなこどか、この強烈な体験は、おそらく、世界の歴史の流れを変えるインパクトをもつのではないでしょうか。それが、コロナという名の世界大戦の教訓になるのではないでしょうか。

2020年4月4日土曜日

コロナと財政負担

コロナの自粛で、お店はものが売れず、商店主はヒマになる、演劇などクリエーターも、客を失い、ヒマになる、一方、家に閉じこもる大勢の人は、買い物や、観劇ができない、
つまり、生産者は生産をしたくとも、需要がないため、ヒマになり、需要者がわは、外出できないから、需要を満たすことができず、我慢して欲求不満です。

抑えられる需要は、形を変えたコロナ型需要になるでしょう、それに、対応する形で、客を失ってヒマができた人達が、コロナ型対応の商品をつくることで、生産と需要の新たなマッチングが回復できないでしょうか。例えば、レストランが、テイクアウト商品をつくっているらしいですが、それは、自宅待機が生み出したコロナ型需要に対応したコロナ型生産といえます。コロナのため、働きたくても働くことができない人達を、なんとかしなくては。こうしたマッチングにより、両者が救われ、その分国は自粛に見合った補償費を払わなくれ済む、一石三鳥です。これをしないと、自粛要請の補償だけしていては、いずれ国の財布が底をつくでしょう。

2020年4月2日木曜日

歴史的大事件コロナ

世界から、平穏な日常が、突然消えました。気が付けば、毎日、コロナの感染者数と死者の数だけが、大事なことのすべてです。
私たちは今、歴史的大事件の渦中にいます。それが、いかに不安なことか、今しりました。先が見えない、わからない、来年はおろか、来月がどうなっているか、誰もわからない。戦時中の人々の気持ちが、ちょっぴりわかったような気がします。
このようなとき、人は何をすべきでしょう、冷静になり、最大の理性と悟性を働かせて、考えることだと思います。ヘーゲルの有名な言葉を想い出します。「ミネルヴァのふくろうは、夕暮れになると、飛び立つ」
注)ミネルヴァのフクロウとは、知恵者、哲学者のことです。 

2020年3月28日土曜日

オリンピックと土地再開発

オリンピックの開催地として、日本でやろうと、最初に手を挙げたのは、森喜郎元総理(オリンピック組織委員会会長)だそうです。むかし、そんな記事を週刊金曜日で見た気がして、グーグルで調べたら、たしかに、2018年の9月7日号に、元自民党議員山口敏夫氏が暴露する、として、「東京オリンピックを言い出したのは、森喜郎さんですよ」といいう見出し記事がありました。

その内容は確か、明治神宮付近は、明治天皇の名前の関係で、広大な土地があるのに、土地開発が困難なままであるが、オリンピックとなると、その縛りがゆるんで、開発と金儲けのチャンスになる、という記事でした。要するに、お金儲けのために、オリンピックが利用されるのではないか、という懸念の記事でした。その時は、そのままでしたが、最近、次のような話を新聞でしりました。

明治神宮外苑地区は昔から、スポーツ施設のメッカであり、様々な市民スポーツの施設が集中して、都民の大事な施設です。しかし、最近、それらを切り捨て、超高層ビルやホテルなどを建設する、再開発の計画が次々に持ち上がっている、と知りました。東京都や宗教法人明治神宮なども、関係しているということです。

「やはり、そうだったのか」という気がして、ますますオリンピックがいやになりました。

2020年3月24日火曜日

ドラマ「いだてん」に思う

NHK大河ドラマ「いだてん」は、あまり面白くなかった。私は、脚本の宮藤官九郎さんは、「あまちゃん」以来期待していたので、頑張って最後まで見ました。随所に官九郎さんらしい、庶民にやさしい目線もあったし、オリンピックの平和の理念も、きちんと伝わったし、草創期の先人の苦労もよくわかったが、何がたりなかったのだろう。色々批判も書かれていた。やれ主人公が入れ替わるだとか、やっぱり時代劇でないとだめだとか。

しかし、最近のコロナとオリンピック延期の騒動の中で、ようやく「いだてん」が成功しなかった本当の理由がわかりました。それは、オリンピックは、あまりに巨大化して、原点の精神から遠ざかり、私たちを感動させるような内実をすでに失っている、からではないでしょうか。

もはや、オリンピックというテーマでは、だれがやっても感動できない、突然そんな気がしました。だから、官九郎さん、あなたのせいでありません。がっかりしないでください。

2020年3月19日木曜日

オリンピックとは

オリンピックは開催されるのか、マスコミは、オーバーヒートしてます。巨額の投資、準備、大勢の選手の気持ち、等を思うと、無理はありません。選択肢は、3つ、開催の強行、延期、中止のどれかです。

しかし、問題なのは、どの選択枝も、大変な犠牲を伴い、解の存在しない方程式の状態です。このことは何を意味するでしょうか。

オリンピックの理念は、かりに戦争状態があっても、休戦にしてスポーツをしよう、という平和運動のはずです。ウィルスとの闘いを戦争だという人がいますが、ウィルスは、休戦に応じませんから、この場合、戦争と呼ぶのは、無理があります。これは、地球外生命の攻撃を同じ次元の問題です。だとすると、なすべきことは、休戦してオリンピックではなく、休戦して世界が一丸となってウィルスと戦う、ということです。この場合、休戦とは、オリンピックを中止することです。ウィルスとの闘いこそ、オリンピックなのです。

ところがそういう議論にはならない、なぜでしょう。それはオリンピックの理念が形骸化して、資本主義的巨大興行になってしまたこおです。国家も、IOCも、選手もそれぞれが、見返りを期待して、巨額の初期投資をした投資家です。それを回収しなくてはならない、という、資本主義的都合があるからではないでしょうか。

ウィルス対人類

細菌やウィルスによるパンデミックは、ペストや天然痘など、人類は何度も経験してきた、とはよく言われることです。しかし、今回のウィルスとの戦いは、近代としては本格的真っ向勝負であり、それは、初めての、ある意味で、史上初めての実験でもあります。

中世ヨーロッパのペストの時代に比べ、人間の移動速度がずっと早く、その意味で、世界的流行になる時間も高速です。一方、医学知識も進み、情報の伝達も早く、国家ぐるみで一斉に移動を禁止するなどの、強力な対抗手段も、中世とは比較になりません。又国際協力も進んでいます。人類はずっと強くなっています。

中国が一国とはいえ、3か月半足らずで、克服できたのは、こうした近代的総力戦の勝利といえます。そして、中国一国ができるのなら、世界でもできるはずです。もし、幸いにウィルス戦争に勝利できたなら、その時、人類は、オリンピック以上の、人類の連帯感や、人類への信頼を、感じるのではないでしょうか。


2020年3月15日日曜日

スプリングエフェメラル

今日、テレビ番組で、スプリングエフェメラルという素敵な言葉を憶えました。spring ephemeral  は、直訳すると、春のはかない命とか春の妖精というそうで、春の短い期間だけ咲く花(たとえばカタクリの花)とか、蝶、蛾などを指すようです。

マンションの階段みの途中で、床面に羽根を広げじっと寒さに耐えている蛾を、何度か見たことがあります。冷たいコンクリートでも、屋内からの熱がわずかにあり、暖をとることができるのかもしれません。このような蛾も、暖かくなれば飛び出すでしょう。それもスプリングエフェメラルです。つい最近も、階段で、そんな蛾を見つけましたが、これは間もなく死にました。

今の時期、ゴキブリも出始めます。よたよたと動きが鈍いゴキブリを見ると、もし、寒さで、体が弱っていて、どうせ間もなく死ぬのなら、わざわざ殺すのはかわいそうだ思いました。しかし調べたら、ゴキブリの寿命は2年くらいといいます。すると、動きが鈍いのは、弱っているのではなく、寒さで体が動かないだけということになります。暖かくなれば又元気になるのでしょう。となると、やっぱり増えるのは困るので、次に見つけたら殺すことにしました。

日本にもスプリングエフェメラルに負けない素敵な言葉があります。春になりミミズや虫たちが地面から出てくるという「啓蟄」です。今がちょうどその時期です。

2020年3月3日火曜日

コロナ難民

コロナのせいで、図書館が休館になりました。図書館が日課で、往復の散歩が、唯一の運動だった私にとって、図書館閉館は、打撃です。私のような、行き場を失った高齢者は、図書館難民です。

そのようなわけで、昼食後、いつもの図書館の代わりに、運動だけは欠かすまいと近くの公園に行きました。久しぶりの公園は、4月上旬の暖かさで、ユキヤナギや水仙が咲き、高いこぶしの喬木のてっぺんには花が咲き始めており、気持ちのいいものでした。公園には、休日でもないのに、親や、年寄りに連れられた小学生があちこちにいて、ああここにも、コロナ難民がいるなと思いました。このような子どものためにも、せめて図書館だけは、何とかしてほしかった。感染防止のため、閲覧は無理としても、せめて本の借りだしができれば、読書のよい機会だったと思うのですが。

本さえあれば、授業がなくっても、素晴らしい出会いは可能です。昔、黒死病(ペスト)大流行で、ケンブリッジ大学が閉鎖になった時、学生だったニュートンは、田舎に帰り、のんびりできたおかげで、微分積分学や力学のアイディアを得たというエピソードは有名です。


2020年3月1日日曜日

続5Gの危険性

電磁波は、波長が短くなるほどエネルギーが大きい。普通のラジオやテレビの電波に比べスマホはもっとエネルギーが大きいミリ波という電磁波です。今、微量の電磁波に被爆しただけで、頭痛、めまい、吐き気、動悸、不眠などが起きる電磁波過敏症の人が増えつつあるといいます。(日本で6%)

勿論、電磁波の健康リスクは、様々の見解があるようで、まだわからないことがおおいのだと思います。しかし、電子レンジの発熱の力を考えてきてください。分子の振動条件とマッチすると電磁波のエネルギー吸収が発生して、細胞に悪さをします。体内には、様々な分子がありますから、どのようなマッチングが起きないともかぎらない。すると、細胞の内部に影響を及ぼす可能性があることくらいは、素人にも想像できます。ミツバチの大量死も、これが関係しているという研究もあるそうです。

とにかくわからないうちは慎重にしてほしいと思います。だから欧州は日本などより、ずっと厳しい規制をするということです。その日の生活に追われる私たちの心には、こうした問題は政府が何とかしてくれるだろうという、人任せの気持ちがあります。しかし、コロナ騒ぎで、安倍政府は、憲法改正をいうが、危機管理という政府の最大任務は何もやらない政府のようであることが暴露されつつあります。

2020年2月28日金曜日

無策な政府

前々から、今回の新コロナウィルスようなアウトブレイクは、予測されたいました。毒性の強い鳥インフルエンザが変異して人―人感染が始まるのは、時間の問題と言われてきました。何年か前、NHKで、パンデミックが起きた場合の恐ろしさがドラマ仕立てで放映され、その恐ろしさを警告してました。

ところが、今回わかったことは、政府は、パンデミック危機に何の対策もしていなかったことです。ウィルスの検査体制、感染症の病床対策など、何かの準備をしていた形跡は全くありません。これは驚くべき無策ぶりです。一体何をやっているんだ、と腹が立ちます。あの韓国は、サーズの教訓を踏まえ、検査体制を充実してきたから一日一万以上の検査ができてます。今回の新コロナは、恐れていた鳥インフル程毒性が強くなかったことは、不幸中の幸いです。もっと毒性が強く致死率が高かったら、間違いなくパニックが起きていたでしょう。それは、最も恐ろしいシナリオになるところでした。

前々からわかっていましたが、今の安倍政権に危機管理をゆだねることは、大変危険なことではないでしょうか、国民のことを本気で考える姿勢がない人たちに、命をゆだねることの恐ろしさを思います。本気で危機に備え気持ちがないくせに、憲法改正を狙って、緊急事態法を制定すべきだなんて馬鹿なことを言う人達です。今回の騒ぎは、「愚かな政権を選んだ国民は、自ら不幸になる」という教訓を教えています。

2020年2月24日月曜日

サンダース氏の勢い

B・サンダース氏の勢いが止まりません。アイオワ、ニューハンプシャーに続いて、ネバダ州でも、勝利しました。しかも、まだ50%の開票率ですが、46.6と、二位のバイデン候補 19.2を引き離しています。サンダース氏では、党が分裂するという評論家の意見とは裏腹に、党はまとまりつつあるように見えます。

左派だ、過激だと、レッテルを張るのではなく、公開討論を何度も行い、政策で勝負し、論戦で勝つ、それが民主主義です。トランプはそれで勝ったのです。うわべだけしか見ない評論家はみんな予想できませんでした。そして今、サンダース氏に同じことが起きようとしています。3月2日のスーパーチューズデーが楽しみです。

サンダース氏こそダースベーダー・トランプを打ち負かし、地球を救う平和の使者だと思います。サンダース氏がアメリカ大統領になれば、世界の核兵器や温暖化問題は、劇的に進展するでしょう。そして格差社会も・・歴史の転換が起きようとしています。

2020年2月21日金曜日

5Gの安全性

大容量の情報を高速で伝える5Gが、この春から日本でも始まるそうです。すでに5G対応のスマホも出始めていて、高精細画像がみられるとか。動画のダウンロード時間も驚くほど短縮されるでしょう。又、GPSを利用する、自動運転や、自動耕運機などは、高速通信が必要ですから、経済界も、第4次産業革命だと、騒いでいます。

テレビの電波は、昔の東京タワーがそうだったように、放送局と電波塔が、広い範囲をカバーできます。しかし、スマホの電波は、すぐに減衰するので、沢山の中継基地局のネットワークが必用です。この5Gを運ぶ電波は、今までより波長が短いミリ波という波長なので、空中の飛距離が短く、その分、基地局のカバー範囲は、一層せまい範囲になり、新たな沢山の基地局が必要になるでしょう。

ところで、WHOの国際がん研究機関は、携帯やWi-Fi の無線周波数電波は発がんの可能性がある、と認めているそうです。(続く)

2020年2月14日金曜日

早春の公園

暖かさに誘われて、遠回りして、公園を通りました。秋に落葉したままの裸の木々の枝をよく見ると、芽が大きくなって春の準備をしているのがわかります。そう思って色々な枝を見ると、それぞれ特徴のある芽が、育っています。琵琶の木は、常緑でこんもりしていますが、よく見ると、目立たないけど、今花が満開です。おいしい実からは想像できない、とても地味な花です。今の時期、花粉を運ぶミツバチ、アブ、蝶達はいるのだろうか。地面にはつくしが数本だけ、寂しく顔をだしていました。椿の花がちょうど開花を始めていました。ユキヤナギは、つぼみが大きくなって、今日明日にも開花しそうです。ムクドリたちが、集団で地面を、何かさがしてつついていました。公園の隅では、誰かがオカリナの練習をしていて、「ふるさと」の曲が聞こえました。

2020年2月12日水曜日

サンダースに期待する

バーニー・サンダース氏こそ、トランプに対抗できる唯一の候補者ではないでしょうか。

日本の報道では、サンダース氏は、国民皆保険や大学授業料無料化などの政策を理由に、過激とか急進派などと呼び、本命の扱いからは程遠いようですが。

今アメリカが抱えている格差と貧困は、穏健中道派の中途半端な政策ではどうにもならないことを、オバマートランプの、この10年は示しています。1911年に始まったオキュパイ運動は、10年前から、アメリカの異常な格差を訴え、二大政党への不信を表明してきました。その若者の流れに乗るサンダース氏の勢いは本物です。

急進的政策と言われる政策は、かれが、大資本から選挙資金をもらわないで、多くの若者の手弁当で、選挙を戦うことができるから、堂々と主張できる結果です。それは、急進的ではなく、根本的に病巣を治す治療法にすぎません。ここで注目すべきは、サンダース氏を陰で支える大勢の若者の存在です。彼らこそ格差の犠牲者として苦しみ、その開放を願っているからこそ、正しい政策を見抜く力を持ち、これだけ闘うエネルギーがあるのです。

今歴史の大転換が始まる予感かします。


2020年2月10日月曜日

ジョンソン新首相とは?

イギリスのEU離脱(ブレクシット)がついに実現しました。推進の立役者だった、ジョンソン新首相は、どんな人だろう。イギリスファーストで、トランプみたいな人ではないかと心配氏ですが二つほどいい材料がありました。

第一には、先日、温暖化対策では、まともな政策を打ち出しました。ガソリン車やディーゼル車の販売禁止時期が2040年からになっていたのを35年に前倒しました。又、石炭火力の全廃も、2025年から1年前倒しするといいます。今年のCOP25がグラスゴーで開催されるので、責任を感じているのでしょうがいいことです。

次に、中国の通信機器メーカーファーのウェイのイギリスへの参入を一部認めました。次世代通信技術である5Gに向けて、ファーウェイは、世界のトップをいってます。このままだと、次世代デジタル技術の覇権争いで中国に負けてしまいます。そんなわけで、アメリカ、情報セキュアリティが不安であると言い出して、同盟国にファーウェイ不使用を呼び掛けています。ようするに、アメリカの味方になれ、という圧力です。EU諸国をはじめ、アジアや多くの国は、安いファーウェイが魅力ですから、従わないでしょう。しかし、アメリカと特に近い関係にあるイギリスも従わないことは、アメリカには痛手ではないでしょうか。ここでも、ジョンソン氏は、どこかの総理のように、アメリカべったりではないようです。

2020年2月6日木曜日

「男泣き」はジェンダー差別か

社会には様々な差別が、無自覚の制度として生活の中に、内在化されているから、私たちは、無意識に差別をする。ジェンダー差別もその例です。小さい時から、「男の子は男らしく」とか「女のようにめそめそ泣くな」等と言われて育つから、それが当たり前だと思ってしまいます。
しかし、最近見た次の新聞記事には、ちょっと引っかかります。大相撲初場所で、幕内どん尻の徳勝龍が優勝した瞬間、彼は、男泣きしました。この「男泣き」は「女泣き」がないから、ここにもジェンダー差別が潜んでいる、とありましたが、果たしてそうでしょうか。
強い男、弱い女は、今でこそ、治安が行き届いた平和で文明的世界では、意味を失いましたが、ひと昔前には、それは、誇りの問題であり、美学であり、ドラマや絵画の主題の一つでした。生物的に男が筋力があるのは、それなりの理由があるでしょう。ライオンやゴリラだって雄が強く大きいのは進化論的意味があります。

昔、西部劇のジョン・ウェインやチャールトン・ヘストンは、男らしくカッコよくあこがれました。ジェンダー差別をなくすことに異論はありません。しかしジェンダー差別と性的差異の境界は、微妙なところがあるのではないでしょうか。


2020年2月4日火曜日

コロナウィルス

我々人間は、細菌類を、単細胞生物とか、下等生物等と呼び、自分たちは高等生物だとか、霊長類と呼びます。つまり細菌は、生物の「序列」の最底辺です。しかし、そんな細菌ですら、ウィルスに比べれば、ずっとずっと身分の高いエリートです。なにしろ、ウィルスは生物の仲間にすら認定されません。一方、細菌は、例えば腸内細菌みたいに、人間と長い間共生している程で、ウィルスに比べれば、序列はずっと上です。

そんな「下等」な、半生物のウィルスが、人類を相手に、互角に勝負している。人類が最先端の科学を駆使しても、なかなか勝てない。あっという間に、世界に広がるその逞しさは、自然が持つすごさの一端が現れているのではないか。

太古の昔、物質から最初の生命が生まれた時代が確かにありました。その長い苦難と試行錯誤の時代、このウィルスのような逞しさが求められたのではないでしょうか。今でこそ、毛嫌いされるだけのウィルスですが、いつか、見直される日が来ないとも限らない。

2020年1月30日木曜日

台湾ビーフンが消えた

すみません、しばらく不定期になりそう、色々忙しくて。ここ半ねん、スーパーからビーフンが消えました。僕の母親は、台湾本場仕込みのビーフンが上手で、僕も自分で、ビーフンを作ります。にらとエビの香りのあの味を時たま食いたくなる。それが手に入らない、なぜだ?以下は、僕の推理です。

習近平中国と安倍日本が、急接近しています。その結果、中国の圧力で、台湾は排斥されつつあるのではないか、そのせいで、台湾からのビーフンが来なくなったのでは。
止むをえず、タイビーフンを買いましたが、これも結構うまかった。

2020年1月22日水曜日

敗戦とは何か

日本は明治維新という近代化革命を行い、その結果富国強兵、殖産興業のスローガンのもと、西欧に追いつく努力をしました。しかし、西欧が200年~300年の年月を要した近代化をわずか半世紀で行うことには、どうしても無理があります。その無理が、天皇―軍結合体及び国粋主義の台頭、そして侵略戦争でした。対外戦争及び敗戦は、初めから運命づけられていた日本の悲劇といえます。敗戦は、不完全だった、第一次の近代化革命に続く、第二次近代化革命を意味します。以上が私の大まかな構想ですが、取りあえず、1月9日より書き続けてきたことを終わりにしようと思います。
どうしても、ブログの形式では、これ以上書くことは困難です。近日中に、きちんとした論文の形式で書き、ホームページにかくつもりです。

2020年1月20日月曜日

敗戦という不連続点

私は、正しい時代区分ができないと、敗戦という不連続の意味が解明できないとして、敗戦前を欽定憲法時代、敗戦後を民主憲法時代としました。ようやく敗戦という不連続を論ずる準備ができました。

まず、もう一つの不連続、近代化革命(明治維新)について述べます。まず、この革命が西欧の市民革命と根本的に違う点があります。西欧の市民革命は内発的であったから、例え不連続であっても、その不連続は、過去によって説明できる不連続です。しかし、日本の近代化革命の場合、同じ不連続でも、内発的であると同時に外発的でもありますから、過去によってだけでは十分には説明できません。では何によって説明できるでしょう。それは世界情勢によってです。当時の世界は帝国主義の時代といえますが、列強の市場開放の要求という外圧が、日本に近代化革命の強力な後押しをした結果、明治維新という不連続が生まれました。

日本は、その緊迫した情勢に見事に対応して、近代化を成し遂げ、それはアジアの模範といわれました。しかし、欽定憲法時代という近代化は、外圧の助けによるものですから、所詮沢山の弱点をもっており、徐々に弱点が頭をもたげてきました。欽定憲法時代とは、こうして明治憲法という立憲体制からスタートし、一定の発展をしたものの、やがて挫折と崩壊に至る歴史と総括できると思います。(続く)

2020年1月18日土曜日

国民の戦争責任

護憲派の論理では、侵略戦争の加害者は、一部の支配者達で、大多数の国民は、天皇崇拝を刷り込まれ、報道の自由を奪われたなかで、知る自由も、言論の自由もなく、抑圧されだまされた側であり、加害者ではない、その手は汚れていない、となっております。そうでしょうか。

私は、こうした白黒二分論は信じられません。同じ国民であり、同じ時代の空気を吸っていた、多くの人は白でも黒でもなく、多かれ少なかれグレーであったと考えるべきではないでしょうか。そうしてこそ、「私たち日本人は、いつどこで誤ったのだろう」ということをみんなで考えることができるのだと思います。そんな中で、祖父が「実は俺も南京で女性をレイプしたし、子供を殺した」とか、「慰安婦は軍があっせんしていた、靖国派の言っていることは嘘だ、俺がその証人だ」などの、涙ながらの懺悔や告白や告発も生まれるというものです。

今の、「国民は悪くない論」の中では、こうした告白は到底言い出せないでしょう。南京で人を殺した兵士には、深い後悔や罪悪感と共に、「あの場面で、上官の命令に従う以外、どういう選択肢があったんだ」等多くの弁明もあるでしょう。かれらは、靖国派と護憲派が論争するなかで、何もいいだすことができないで、苦しんでいるのではないでしょうか。この人たちこそ誰よりも発言すべき人達です。
しかし、戦争の責任を明確にすることを急ぐあまり、国民は一方的被害者であるかのような、現在の議論枠組みのなかでは、南京で虐殺に加担した下級兵士は沈黙を続けざるをえないでしょう。
本音の話合いを許容する雰囲気が必要です。そして率直な議論をすることで、初めて歴史の教訓がうまれるのではないでしょうか。あるいは、主体的自発的な戦争責任論が、自然にうまれるのではないでしょうか。


2020年1月15日水曜日

A級戦犯をどう見るか

A級戦犯と呼ばれる人をどう考えるべきでしょうか。勿論、東京裁判で死刑を宣告された戦争犯罪は、日本の軍国主義の犠牲になったアジアの2千万人の人を思うとき、ゆるがせにできない重い決定です。私はそれを問題にしようとしているのではありません。しかし、私は、東京裁判のように、結果から過去を批判するだけでなく、同じ日本人として、せめて内在的主体的に批判してあげたい、そこまでは譲歩して歩み寄る、これを拒否するなら、初めから靖国派との対話の余地は存在しないでしょう。私は、靖国派とも、お互い相手を否定するだけでなく、かみ合った議論をしたいのです。そのかみ合う場所の一つがここではないか、そう思っております。では、内在的主体的な批判とは、どのような批判でしょうか。
私たちは、歴史的人物も含めて、誰しも、歴史的制約を持つのであり、その制約のもとで、一生懸命生きております。そして、その人の判断力もまた、歴史的制約(歴史的限界)の内にある以上、その限界を超えた場合には、対外的には許されなくても、同胞としては、悲劇として「理解」してあげる場面があるかもしれません。(仮にA級戦犯が、自分の祖父であったなら、そうした気持ちになるでしょう)それは身内として、ひいき目でものを見るということではありません。歴史的限界の外かどうか、は、歴史学を根拠とした客観的判断で、主観は関係ないのです。だから、アジアの2千万の犠牲者を前にしても、恥ずかしくない判断のはずです。(続く)

2020年1月13日月曜日

護憲派の不十分性


護憲派と改憲派の論争で、護憲派は、東京裁判と類似の基盤に立ち、日本軍国主義を批判
しますが、これは、いわば、戦争の勝者という「よそ者」の立場からの批判であり、それ
だけでは、内在的主体的批判にはなりえません。それゆえに、安倍氏ら靖国派は激しく反
発します。
私は、「私たち日本人は、いつどこで、道を誤ったのか」という問いかけ、をすることか
ら始めようと思います。しかし、ここにも、ジレンマがあります。「私たち日本人」とい
時、侵略戦争をした支配者と、被支配の側の国民と一緒にすることで、支配の側を免罪
るという批判を受けます。しかし、私の問いかけは、当為や規範としての「戦争責任
論」ではなく、歴史科学としての、「戦争原因論」です。
私は、東京裁判のように、勝者の側から戦争を評価するのではなく、原因論から戦争を客
観的に理解したいのです。それは、明治から敗戦までの欽定憲法時代とは何だったのかを
知る必要があります。そのためにこそ、今まで、明治維新を近代化革命というスタート地
点としたのです。(続く)


2020年1月10日金曜日

元号に代わる時代区分を


まず、今までの、安倍氏ら靖国派と呼ばれる歴史修正派と、護憲派との論争以前に、私は、歴史の問題として、次の疑問を提起したいと思います。


1 明治、大正、昭和、平成・・・という元号を、何とはなしに時代区分に使用していますが、これは、歴史的な「時代」ではありません。なのに、明治時代、大正時代・・という用語は普通に使われています。私は、西暦という世界史との整合性のない、元号は歴史学のためには、大変面倒だし、元号のままでは、歴史を正確に語ることができない、と思っております。ならば、きちんとした時代区分をすべきです。



2.時代区分がないために、戦前と戦後を分ける1945年の敗戦=不連続が何を意味するのか、それは、果たして不連続なのかどうかさえ、明確でありません。

こうしたあいまいさが、歴史修正派との論争を、共通基盤のない、かみ合わない不毛なものにしております。



歴史知識の乏しい私は、近代の時代区分に関する学者の提案は、探せばあるのでしょうが、あいにく知りません。従って、まずその時代区分を提案したいと思います。



1868年近代化革命、 以後明治、大正、敗戦までを、欽定憲法時代とします。

1945年敗戦 これ以降の昭和、平成、令和の現在までを、民主憲法時代とします。



この時代区分が可能なのは、1868年明治維新を近代国家の開始点であるとできたからです。この時代区分が本質的であり、ここから重要な結論が生まれることを、次に話したいと思います。(続く)

2020年1月9日木曜日

近代日本の起点

僕は、前に日本人のアイデンティティ (12月2日)という文をかいて、現在日本のスタート地点について考えました。ようやく、その答えにたどり着いたと思い、それを述べたいと思います。

それは、やはり明治維新の1868年だと思います。明治維新は、西欧のブルジョア革命なのかどうか、議論があるようで、私はそれには関与せず、次の理由により、1868年は、時代の不連続が存在するのであり、その不連続により、この年は、近代化革命が起きたと思います。

幕末の動乱の中で、対外的交渉の必要から、公的存在としての主権国家の必要に迫られ、 今までの幕藩体制が私的存在(領主)の集合体にすぎない、もっと公的権力が必要である、という意識の変革が、幕末の動乱の中で徐々に形成されてきたからではないでしょうか。この意識の変革こそ「革命」の核心ではないでしょうか。そして、公権力の象徴として天皇が利用されました。それによって、明治政府は、国家という容器を作ることに成功しました。公権力の実在の証拠は、例えば次の事実です。特に、2は支配権の移行を意味しますが、これが紛争をほとんど伴うことなく行われたことは、すでに意識の変革があったからでしょう。


1.身分制の廃止

2.廃藩置県(各藩の領地の没収)

3.地租改正と徴兵令(租税徴収権と武力の独占)


その後、反動と抑圧政治が続きますが、反動といい抑圧といい、それは、近代国家ができ、政治の世界が始まったからおきたことであり、近代国家そのものを否定する理由にはなりません。

以上の理由で、1868年は、確かに、封建時代から近代国家へ飛躍して、不連続点、つまり近代革命の年といえ、ここが現代日本のスタート地点と思います。大切なことは、この規定が、単なる規定にとどまらないで、今まで未解明だった重大な多くの問題に光を当ててくれるのです。(続く)






2020年1月6日月曜日

カジノはいらない

カジノを推進する人たちは、20年ごしで、執拗にカジノ導入を図ってきました。これほど、熱心なのは、誰かからなんかの見返りがあるからだろうと、勘ぐるのが普通でしょう。そして、カジノの名前を前面に出さないために、色々名前を変え、最後は、IRつまり複合型観光施設という、立派な名前に落ち着いたようです。

2001.12月 自民党議員36人「公営カジノを考える会」
2002.6月 上記の会を「カジノと国際観光を考える会」と改称
2004.6月国会議員連盟による「ゲーミング法基本構想案」発表
2009.2月自民政調に「カジノエンタテインメント検討小委員会」設立
2010.4月超党派で「国際観光産業振興議員連盟」発足
2011.8月 同議連が「特定複合観光施設の整備推進法案」(通称IR法案)
以下省略

明日7日、安倍政権は、早速、カジノ管理委員会という、カジノを統制する行政組織を設置するそうです。20年越しの執念ですから、秋元議員その他逮捕者がでて、カジノ疑惑真っ最中でも、もうどうにもとまらない、のでしょうか。

2020年1月4日土曜日

春よ来い

もうすぐ七草がゆ、ついで寒の入り、大寒、節分、立春と、今の時期は、地味ではありますが、春に向かう最も季節感豊かな日々ではないでしょうか。

七草のうち、ナズナは、ぺんぺん草ともいい、葉っぱの状態で越冬します。葉は、冬の寒さに耐えるため、地面にぺったりと張り付き、放射状の花型になっているのをよく見かけます。この越冬の形にはロゼット(rosetteバラ飾り)という美しい名前がついています。タンポポのロゼットはよく見かけます。ロゼットは、葉を広げ光合成をしながら、栄養を根に蓄え、春の準備をするのです。

春の七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ホトケノザ、すずな、すずしろ、ですが、ここで、現在のホトケノザ食べられず、ここでは、コオニタビラコのことを昔はホトケノザと言っていたということです。このコオニタビラコは食べられ、ロゼットでよく見かけるものです。

昔の人たちは、冬の野山で、食用にと、こうした越年草のロゼットを探しながら、草たちと一緒に、春の到来を楽しみに待ったのでしょう。

日がどんどん長くなっており、日没時刻は、毎日およそ1分ずつ遅くなっています。今日1月4日の日没は4時41分、1月14日は4時50分、㋀24日は5時です。つまり、このころになると、5時でもまだ明るい!

2020年1月2日木曜日

2020年はどうなる?予測

今年はどんな年になるでしょう、私の、すべてうまくいけばこうなる、のシナリオです。良い年になるよう、願うだけでなく、自分にできることもしたいと思います。

1.米大統領選挙で、トランプ氏が、民主党候補者に破れる。アメリカは、間一髪で、パリ条約離脱を回避する。

2.オリンピックのあと、安倍総理は、あくまでも憲法改正を目指して、解散総選挙をする。しかし、野党共闘が一層すすんだことや、安倍政権へ、国民の嫌悪感が増大して、地滑り的に敗北し、ついに安倍政権は総辞職に追い込まれる。

3.地球温暖化に関して、日本の石炭火力依存の内外からの批判により、ついに、石炭火力削減に方針転換せざるをえなくなる。

4.4月に核不拡散再検討会議に向けて、原水禁世界大会がニューヨークで同時開催されます。こうした盛り上がりに中で、核兵器禁止条約の批准国が、ついに50国を越え、条約発効に至る。

5.F1原発のトリチウム汚染水の海洋投棄は、反対がつよく、結局、あきらめ、新たな貯水槽を建造して、長期保管する方針になる。

6.カジノ汚職への世論の批判で、横浜カジノについても、県民の反対が一層強くなり、林市長は、ついにあきらめざるを得なくなる。

7.沖縄辺野古新基地の建設は、とても現実的でないと、思考停止の日本の頭越しに、アメリカが再考を提案する。(OMG ! 辺野古を普天間と誤記、訂正しました5日)