2020年3月24日火曜日

ドラマ「いだてん」に思う

NHK大河ドラマ「いだてん」は、あまり面白くなかった。私は、脚本の宮藤官九郎さんは、「あまちゃん」以来期待していたので、頑張って最後まで見ました。随所に官九郎さんらしい、庶民にやさしい目線もあったし、オリンピックの平和の理念も、きちんと伝わったし、草創期の先人の苦労もよくわかったが、何がたりなかったのだろう。色々批判も書かれていた。やれ主人公が入れ替わるだとか、やっぱり時代劇でないとだめだとか。

しかし、最近のコロナとオリンピック延期の騒動の中で、ようやく「いだてん」が成功しなかった本当の理由がわかりました。それは、オリンピックは、あまりに巨大化して、原点の精神から遠ざかり、私たちを感動させるような内実をすでに失っている、からではないでしょうか。

もはや、オリンピックというテーマでは、だれがやっても感動できない、突然そんな気がしました。だから、官九郎さん、あなたのせいでありません。がっかりしないでください。

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