2020年4月27日月曜日

原発とコロナ

コロナで、商売を自粛せよ、と政府はいいます。ならば収入のストップに対して、生活の保障のお金を出すことは、子供でも分かる当然の理屈です。それをしなかったら、一体何のための、税金か、何のための政府かと、不思議な感にとらわれます。しかし、そのための予算は信じられない程少なく、煩雑な手続きで、救いの手は限りなく遅い。一体何をかんがえているのだろう?政府は、例えば、財布のひもの固い主婦のように、将来を考えて、出費にきびしいだけでしょうか。決して決して、そうとは思えません。それなら、イージスアショアとか、戦闘機の購入に莫大なお金を使うのをやめるとか、大企業が、莫大な内部留保をためるほどの、優遇税制を改めるとか、何もしないずがありません。

要するに、お金儲けにならないことにお金は出したくない、そうしたお金は無駄に見えている、国民がそれほど大事ではない、のではないでしょうか。今にして思えば、原発も同じです。津波の危険は、科学者が警告した、だけど、「将来の危険から国民を守る」お金は、無駄にしか見えない、そうした発想の結果、津波対策をしなかった、そして全電源ストップを引き起こし、メルトダウンを引き起こしました。

お金の使用の優先度を間違えた結果、原発で悲惨を招来し、今再び、コロナで、お金の優先度がおかしい政府の無策による、国民の悲惨が、発生しようとしております。

2020年4月20日月曜日

マクロン大統領の誠実

フランスのマクロン大統領は、財政緊縮策で、黄色いベスト運動などの引き金になり、すっかり評判をおとしましたが、最近、おやと思う報道がありました。

それは、コロナで苦しむスペインやイタリアをすくうために、EUの連帯を訴える内容です。両国が今苦しんでいるのは、2010年の金融危機の際、EUは緊縮財政をせまり、当時の教育・医療の削減したからである、だからEUにも責任がある、今は経済より、連帯を大切にして、EU共同債を発行して、みんなで両国を助けよう、というものです。

そして警告します、今連帯することに失敗すれば、ポピュリストが勝利して、EUは崩壊するだろうと。

そして、歴史の教訓をのべてます。第一次世界大戦後、ドイツが悪者とされ、多額の債務が押し付けられ、その結果、ドイツにヒットラーファシズムが生まれた。「罪人に負債を払わせる」という考えは、ポピュリストを生み出し、悲劇につながると。

大抵の政治家は、人間だから、なんかの時、キラリと誠意が光る瞬間がある。しかし、そんなものは、はなから期待できない政治家が、残念ながら身近なところにいる。

2020年4月15日水曜日

米大統領選、希望が見えてきた

民主党の大統領候補を決める予備選挙から、撤退を表明していた、B・サンダースが、バイデン候補を支持すると発表しました。これは、久々級の、ビッグニュースです。

前の選挙では、最後までもつれたこともあり、サンダース氏ら左派は、ヒラリークリントンを支持もしませんでしたが、今回は、サンダース氏はバイデン候補を支持にふみきりました。「近代史上最も危険なトランプ政権」を倒すためとしております。

注目すべきは、今回のバイデン支持が、トランプに勝つための、選挙目当ての野合ではなく、6つの分野で、サンダース氏の政策をも、とりいれる「共闘」的要素をもっていることです。そこには、サンダース氏が主張してきた、健康保険改革とか、学生のローン負担軽減なども、ふくまれるということです。

想像するに、この「にわか共闘」の背景には、前の選挙時に比べ、左派のウォーレンン候補が人気を集めるなど、民主党主流派にとって、左派勢力は、もはや「過激」などと言って無視することができない程の、一大勢力になっている、のだと思います。歴史は動いてます!

さらに、うれしいことには、今まで、選挙には、距離を置いてきたといわれるオバマ前大統領が、この「にわか共闘」の実現のために、色々関与してきたといいます。オバマ+サンダース これは、頼もしい。

さあ、いよいよ、民主党は、対立を忘れ、一丸となって、トランプという、コロナに匹敵する厄災を、退治するときです。 11月が楽しみになってきた。Gooo  Baiden! 

2020年4月13日月曜日

弱いアメリカ

コロナが、何処まで広がり、いつ収束するのか、まだわかりません。第一次、第二次の世界大戦に匹敵する、大惨事という人もおります。
おびただしい犠牲者がでた、両大戦のあと、人間は、反省して、二度と戦争を起こすまいと、国際連盟をつくり、その失敗を乗り越え、国際連合をつくりました。

しかし、人間の反省は、十分でありませんでした。だから、安全保障のためと称して、核兵器や最新兵器に頼ることをやめず、そのために、巨額の軍事費を、投入してきました。

ニューヨークの悲惨な医療崩壊の現場は、アメリカの巨大な軍事力が、いかにウィルスの前に無力であるかを、示しております。世界中が目撃しました、弱いアメリカ!

福祉を削って軍事費にお金を使うことが、いかに愚かなこどか、この強烈な体験は、おそらく、世界の歴史の流れを変えるインパクトをもつのではないでしょうか。それが、コロナという名の世界大戦の教訓になるのではないでしょうか。

2020年4月4日土曜日

コロナと財政負担

コロナの自粛で、お店はものが売れず、商店主はヒマになる、演劇などクリエーターも、客を失い、ヒマになる、一方、家に閉じこもる大勢の人は、買い物や、観劇ができない、
つまり、生産者は生産をしたくとも、需要がないため、ヒマになり、需要者がわは、外出できないから、需要を満たすことができず、我慢して欲求不満です。

抑えられる需要は、形を変えたコロナ型需要になるでしょう、それに、対応する形で、客を失ってヒマができた人達が、コロナ型対応の商品をつくることで、生産と需要の新たなマッチングが回復できないでしょうか。例えば、レストランが、テイクアウト商品をつくっているらしいですが、それは、自宅待機が生み出したコロナ型需要に対応したコロナ型生産といえます。コロナのため、働きたくても働くことができない人達を、なんとかしなくては。こうしたマッチングにより、両者が救われ、その分国は自粛に見合った補償費を払わなくれ済む、一石三鳥です。これをしないと、自粛要請の補償だけしていては、いずれ国の財布が底をつくでしょう。

2020年4月2日木曜日

歴史的大事件コロナ

世界から、平穏な日常が、突然消えました。気が付けば、毎日、コロナの感染者数と死者の数だけが、大事なことのすべてです。
私たちは今、歴史的大事件の渦中にいます。それが、いかに不安なことか、今しりました。先が見えない、わからない、来年はおろか、来月がどうなっているか、誰もわからない。戦時中の人々の気持ちが、ちょっぴりわかったような気がします。
このようなとき、人は何をすべきでしょう、冷静になり、最大の理性と悟性を働かせて、考えることだと思います。ヘーゲルの有名な言葉を想い出します。「ミネルヴァのふくろうは、夕暮れになると、飛び立つ」
注)ミネルヴァのフクロウとは、知恵者、哲学者のことです。