2020年1月10日金曜日

元号に代わる時代区分を


まず、今までの、安倍氏ら靖国派と呼ばれる歴史修正派と、護憲派との論争以前に、私は、歴史の問題として、次の疑問を提起したいと思います。


1 明治、大正、昭和、平成・・・という元号を、何とはなしに時代区分に使用していますが、これは、歴史的な「時代」ではありません。なのに、明治時代、大正時代・・という用語は普通に使われています。私は、西暦という世界史との整合性のない、元号は歴史学のためには、大変面倒だし、元号のままでは、歴史を正確に語ることができない、と思っております。ならば、きちんとした時代区分をすべきです。



2.時代区分がないために、戦前と戦後を分ける1945年の敗戦=不連続が何を意味するのか、それは、果たして不連続なのかどうかさえ、明確でありません。

こうしたあいまいさが、歴史修正派との論争を、共通基盤のない、かみ合わない不毛なものにしております。



歴史知識の乏しい私は、近代の時代区分に関する学者の提案は、探せばあるのでしょうが、あいにく知りません。従って、まずその時代区分を提案したいと思います。



1868年近代化革命、 以後明治、大正、敗戦までを、欽定憲法時代とします。

1945年敗戦 これ以降の昭和、平成、令和の現在までを、民主憲法時代とします。



この時代区分が可能なのは、1868年明治維新を近代国家の開始点であるとできたからです。この時代区分が本質的であり、ここから重要な結論が生まれることを、次に話したいと思います。(続く)

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