2020年1月4日土曜日

春よ来い

もうすぐ七草がゆ、ついで寒の入り、大寒、節分、立春と、今の時期は、地味ではありますが、春に向かう最も季節感豊かな日々ではないでしょうか。

七草のうち、ナズナは、ぺんぺん草ともいい、葉っぱの状態で越冬します。葉は、冬の寒さに耐えるため、地面にぺったりと張り付き、放射状の花型になっているのをよく見かけます。この越冬の形にはロゼット(rosetteバラ飾り)という美しい名前がついています。タンポポのロゼットはよく見かけます。ロゼットは、葉を広げ光合成をしながら、栄養を根に蓄え、春の準備をするのです。

春の七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ホトケノザ、すずな、すずしろ、ですが、ここで、現在のホトケノザ食べられず、ここでは、コオニタビラコのことを昔はホトケノザと言っていたということです。このコオニタビラコは食べられ、ロゼットでよく見かけるものです。

昔の人たちは、冬の野山で、食用にと、こうした越年草のロゼットを探しながら、草たちと一緒に、春の到来を楽しみに待ったのでしょう。

日がどんどん長くなっており、日没時刻は、毎日およそ1分ずつ遅くなっています。今日1月4日の日没は4時41分、1月14日は4時50分、㋀24日は5時です。つまり、このころになると、5時でもまだ明るい!

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