コロナの自粛がこれだけ続き、毎日毎日、頑張りましょうみたいな、テレビのアナウンサーの言葉をきいていると、いやがおうでも、日常とは違う、何かよくわからない雰囲気が生まれます。同調圧力がフル回転の中では、もしそれを破る人間がいれば、「みんなががんばっているのに」という、バッシングの土壌ができます。又、そうした気分を背景とした「正義感」のマスコミ、個人が活躍します。人は、ますます萎縮します。
自粛がコインの表とすれば、コインの裏は、そのために、今日の収入を絶たれ、明日の食事を作ることができない、中小の企業関係の大勢の人です。バイトができず、大学を続けることができない学生です。仕事を失ったフリーランスの人たちです。こういう人達は、自粛どころではないでしょう。自粛という言葉にかき消されてはならない。
現在の政府の、少ない補助金、少ない検査、こうした無策ぶりを許している背景にあるのは、コインの表に比べ、コインの裏が軽視されているからではないでしょうか。
コロナとたたかうためには、自粛だけでは十分でありません。自粛しながら、「生き続ける」ことのはずです。でないと、戦前の「欲しがりませんかつまでは」が復活しそうです。
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