今年ももう少しで終わりです。西向きの部屋から丹沢が見えますが、快晴の空を降下してきた太陽は、今まさに沈み、今年の終わりを告げようとしています。
私は、今年1月と昨年7月立て続け二人の兄妹に先立たれました。生者は、時間という乗り物にのったまま新年を迎え前に進みますが、死者の時間は止まったままです。だから、新年とと共に、今年の死は、昨年の死となり、昨年の死は一昨年と、少しづつ過去の存在になります。
時間と共に、少しずつ過去になってゆく、それは避けられない生と死の別れの一つの現れなのでしょう。ふと、銀河鉄道の夜を思い出しました。あの銀河鉄道でも、死者達は電車を下車して、生者を乗せた列車は大空をどんどん前に進みます。あの列車のように私たちは、時間という乗り物にのって、否応なく未来という駅に向かって、猛スピードで突進しています。もう少しで、さよなら2019年。
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