2019年11月16日土曜日

アマゾン3

どれほど大型のディスカウントショップでも、店の大きさには、限度がありますから、陳列する商品の数には限度があります。しかし、ネット上の「ネットショップ」は、全国の商品の品ぞろえを、たちどころに眺めることができます。これでは、競争になりません。家電や、スポーツ用品、衣類、玩具類、本などは、そういう点で、ネットが断然有利に思われます。だとすると、日本でも、「アマゾン効果」がじわじわと現れるのかもしれません。

今後、ドローンなどを利用すると、状況がまた変化するのか、へき地や山間部などの配送には、確かに便利でしょうから、その面では、アマゾンは更に拡大するかもしれません。又、アマゾン等の巨大デジタル産業業GAFA達は、タックスヘイブン、つまり税の安い国へ、利潤を移転するという手法で、税金も少ししか納めていない点でも、競争に有利です。

大型店舗をはじめ、店は、商品購入の場所にとどまらず、街のお祭りや行事の重要な参画者として、地域コミュニティの一部です。昔、大型店舗の進出によって、地域商店が次々消えていったように、今度は、その大型店舗が、アマゾンによって、次々消えて行く。その後の町の風景は、どうなるのでしょう。そういえば、SF映画に出てくる町は、どれも、地域コミュニティなどない殺風景な街の上空を、ドローンみたいなのが飛んでいます。それを寒々とした風景と感じる私は、時代遅れの人間になりつつあるのでしょうか。

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