2019年11月8日金曜日

武器見本市を許すな

以前なら考えられなかった武器の見本市が、日本で、当たり前になりつつあります。戦争の手段である武器は、憲法9条に反するものです。だから、当然の帰結として、武器を作らず、持たず、輸出せずの、「武器輸出三原則」(1967年)が定められました。

しかし、これらは、安倍内閣が2014年に「防衛装備移転三原則」を定めたことで骨抜きとなりました。そればかりか、日本は武器輸出国として、武器製造や輸出を成長産業にしようとしています。こうした動きは、大学に軍事研究をさせようとする動きと連動した、危険な動きです。武器を「防衛装備品」などとオブラートに包んだり、「オリンピックに向けたテロ対策装備品」など、あの手この手で、安倍政権は、日本を軍事化させようとしています。そういう安倍氏にとって、今の憲法は、「時代に合わない」ものなのでしょう。


武器の見本市は、日本の軍事化の国際的宣言、宣伝の場でもあります。今年だけでも、幕張メッセで、6月と11月に、開催され、又されようとしています。二つの見本市は、次のようなものらしいです。ここは、悲惨な戦争が、金儲けのチャンスと考える、モラルなき世界です。

MAST Asia 
6月17日から19日までの三日間、千葉県の幕張メッセで開催されました。イギリス企業による国際的な武器見本市で日本国内で3回目です。防衛省を始めとした日本の省庁が後援として名を連ね、前回2017年の開催時には日本企業13社も出展しています。

DSEI Japan
11月18日から20日まで幕張メッセで開催されます。隔年ロンドンで開催されているDSEIの主催が、日本で、「DSEI Japan」として開催します。日本において初めて開催され、陸・海・空・セキュリティなど国家安全保障に関するすべての領域をカバーします。







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