2019年8月25日日曜日

食料自給は安全保障の基本

食糧自給率が、また下がったと報道されました。2018年度のカロリーベースで37.37%で、これは、前年より1%の減で、大冷害があった1993年より少ない過去最低の値ということです。安倍政権は、食料自給率を2025年までに45%に引き上げるといいました(2015年)。しかし、どれほど本気なのでしょう。現在のアメリカとの貿易交渉では、アメリカから農産品をもっと輸入しろという圧力に押され、自動車の輸出と引き換えに又も、輸入枠を増やそうとしています。食料自給率は下がるばかりです。

地球温暖化のため、世界の食料生産量は、下がるといわれています。世界中で、食料が乏しくなった時、日本はどうするのか、食料は国の安全保障の根幹にかかわる問題です。
戦後の食糧難の時代、大勢が飢えや栄養失調で死にました。ひもじいことがどれほどつらいことか、私たちは、想像するしかありませんが、それは、そんな過去のことではないのです。

東日本大震災の時、原発事故が関東に及ぶかもしれない、という恐怖の中で、私の住む神奈川県ですら、スーパーやコンビニから、パンやカップ麵、バッテリーなどが、見事に消えました。あのようなことが、多くの食料で、長期に起きるとしたら。考えるだけで、恐怖です。

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