6日から開催されている原水爆禁止世界大会には、今年は、韓国の市民団体も参加しているという。
韓国の人たちにとって、ヒロシマは、日本とは違う意味合いを持つという。当時、朝鮮は日本の植民地で、それまでさんざん迫害され、徴用工にされたり、慰安婦にされたりしてきたから、原爆の投下は、植民地の苦しみからの解放という喜びにつながっただろう。中には、「ざまーみろ」と思った人もたくさんいたのではないか。そうした歴史背景を思うとき、今回、彼らが広島に来て、日本と一緒に核廃絶を世界に訴えることは、相当高い志がないとできない。彼ら韓国の市民運動家は、日本に対する、恨みつらみも、乗り越え、過去を反省しない安倍政権に対する怒りも乗り越えて、世界から、朝鮮半島から、核をなくすために、やってきた。
私たちが、反核を世界に訴える時、私たちは被害者ではあるが、同時に周辺アジアの国々にたいして、加害者であった過去をわすれてはならない。それをなかったことにしようとする一部の勢力を許してはいけない。
(当時の内務省資料によると、原爆投下時、朝鮮人は10万人が被爆、うち5万人が即死であるという。)(8月10日追加しました)
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