夏休み明けに、子供の自殺が、急増するといいます。楽しい休みが終わりに近づくにつれ、憂鬱な気分になるのは、大抵の児童がそうなのではないでしょうか。私も、同じでした。休み明けの登校初日は、とても緊張しました。あの気持ちを今思い出すと、学校がなぜかこわかったのではないかと思います。夏休み、自分は遊びほうけてしまった、それが罪悪感みたいになって、自分は犯罪者で、学校は今にも、それを見ぬいて、懲らしめられるのではないか、そのような危機感がありました。しかし、初日が無事に何事もなく過ぎると、とても安心し、閻魔大王から解放された気持ちで、下校したことを覚えております。あれはいったい何だったのでしょう。
子供は、肉体的にも精神的にも、弱者です。しかも、子供は、自分が困っているとか苦しんでいるとかを、周りに訴えることができず、大人が保護しないと、一人で苦しむことになります。国連では、そうしたことから、「子供の権利条約」を定めています。しかし、日本で、いじめの問題など、色々な機会にこの条約はあまり語られません。
今、日本では、ようやく、労働者、障碍者、女性、など様々な社会的弱者の権利が議論されるようになってきました。次は、自分の権利を主張する力を持っていない子供の権利を大人が、問題にしてあげるときではないでしょうか。
現在学校には、細かい沢山の規則があり、海外帰国子女やその親はびっくりするそうです。下着の色まで指定するブラック校則や、厳しい部活動等々。子供の人権や人格の尊重は、大人が意識的に守らないと、まもることはできません。
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