台風15号、一昨日の夜、夢うつつに聞いた怒号のような風の音だけでも、今までにない凄さでした。次の日、歩道には、小さい木の枝や葉っぱが、おびただしく散乱していました。夜通し続いた暴風の殴打に、大きく揺れながらも、雄々しく、耐え抜いた、木々たちの、苦闘と勝利の痕跡と思いました。そして、歩きながら、そこはかとなく香ってくる木の葉の香、それがこんなにもいい香りであることに気づき、傷ついた樹木草木たちが、いっそういとおしくなりました。木々たちを苦しめた台風は単に自然の猛威と片付けられません。地球温暖化という点で、人間にも、責任があります。
昨年大阪、今年関東と、都市部を、最強クラスの台風が直撃しました。これは、単に台風進路の偶然の産物ではないでしょう。海水温が異常に高く、台風が日本に接近しながら、衰えるどころか、逆に強まる、まさしく温暖化によるものです。又、年中行事になりつつある線状降水帯による猛烈な雨と洪水も又、海水温度上昇によるものでしょう。
被害の惨状をテレビで見ながら、壊れた家屋や公共施設など、こうした災害による経済的ダメージは、相当なものではないかと、想像します。目先のお金にとらわれ、温暖化に関心の低い私たちは、温暖化も問題が、まさしくお金の問題であることを認識すべきときなのではないでしょうか。このままゆくと、台風はもっともっと強力になり、風速100mもあり得るとなんかで読んだ記憶があります。それは、放射能を別とすれば、核爆発並みの被害ではないでしょうか。
追伸)2005年のハリケーン、カトリーナは最大風速およそ80mといいます。
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