2019年9月18日水曜日

上野事務次官の口利き疑惑

上野宏史厚労省事務次官が、外国人労働者の在留資格を巡り、法務省に“口利き”し、その見返りに金銭を求めていたことが「週刊文春」の入手した音声記録から分かりました。様々な矛盾の中で苦しむ外国人労働者を食い物にしている点、何の説明責任も果たさず、辞任だけで、済まそうとしている点、などの問題以外に、私は別の問題を取り上げたいと思います。

暴露された録音によると、上野氏は、これで、業者からもらうお金を、自民党の党費に充てようとしていたといいます。問題はここにあります。

自民党議員は、党員獲得が義務付けられ、ノルマに達しないと、罰金があったり、次期選挙での、党の公認にも影響するなど、そうとう必死で、党員獲得をせまられるといいます。しかし、党員は、党費納入の義務がありますから、なかなか簡単には集まらないでしょう。そのようなわけで、党費を肩代わりすることで、気軽に入党してもらうことが、当たり前になっている、だから、口利きをしてまで、お金を集めざるを得なかった、ということではないかと、私は推測します。党員になれば、当然、選挙では、自民党に投票するでしょう。すると、次の次式が成り立ちます。
党費か肩代わり⇒入党⇒選挙で自民党に投票
これは、中間項を省くと、党費か肩代わり⇒選挙で自民党に投票
となります。これは、投票をお金で買う、選挙買収と同じでは?

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