先日、NHKスペシャルで、ガダルカナル戦についての番組を見ましたが、日本の軍隊が、兵士をいかに粗末に扱ってきたか、知ってはいたつもりが,、改めて驚きました。作戦の為には、900人もの兵士が、みすみす追い詰められ「玉砕」するのを、「戦争に感情は不要だ」と、平気で実行する。しかも、詳細は外部に漏れないようになっているから、批判されることもない。
私は、前に、私たちは、原爆や空襲の被害者であると、同時に加害者である、と書きましたが、正確ではなかったように思います。日本の兵士は、現地の人に手をくわえた加害者でしたが、同時に、間違いなく、日本軍国主義の被害者でもあったと思います。つまり、日本兵は、加害者であったと同時に、被害者でもありました。日本兵が加害者であったのは、上からの逆らうことができない、命令によるものであることを考える時、加害者の面と、被害者の面とでは、後者が大きいと思います。
つまり、日本国民は、原爆だけでなく、侵略されたアジアの人と同じく日本帝国の被害者であるというのが正確と思います。その意味では、毎年8月15日の戦没慰霊の諸行事は、一億総ざんげみたいで、あれで本当に、南の島で、今も遺骨が眠っている兵士達の慰霊になっているのか、とても疑問です。
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