2019年9月27日金曜日

地方活性化の方法

大都市集中型の経済発展モデルから、脱却するには、それぞれの地方が、その地方独自の循環型経済をつくるべきだと、多くの識者がいいます。それにより、地方は、仕事を得、お金は都市に吸収されず、地方衰退は食い止められると。

では、地方循環型の産業とは何でしょうか。勿論、可能なら、工場の誘致も魅力的です、しかし、これは相手があることで、思うようにはいかないでしょう。すると、なんといっても、一次産業つまり、昔ながらの、農林水産業でしょう。しかし、これらは、TPP等自由貿易により、安い外国の産品に勝てません。だから、現在、これらは、どれも衰退の一途です。

私は、これら農林水産業は、政府の補助によって、支援すべき産業だと思っています。アメリカなどが、自由貿易の名のもとに、支援を批判するなら、はね返すべきです。それは、貿易の問題ではなく、国の在り方にかかわる主権の問題なのですから。

少しだけ、高いコメ、高い木材を買うことになるかもしれません。しかし、それにより、豊かな地方が維持できるのなら、安いものです。しかも、豊かな自然が保たれ、一石二鳥です。高いコメ、高い木材は、21世紀における、贅沢なのです。正しい贅沢は、地方を助け、消費を活性化させ、経済を発展させ、社会を発展させます。最新モデルの自動車ばかりが、贅沢ではありません。

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