2019年9月11日水曜日

横浜カジノ、再び

カジノ誘致を公然と表明した林横浜市長は、カジノそのもののギャンブル性や、道義の問題を棚上げして、経済問題にすり替えようとしています。
横浜の財政の今後の見通しが暗い、IR誘致による税収増で、それが解消する、といいます。

しかし、問題はそんなことではありません。カジノの儲けは、多くのギャンブル者やその家族の不幸を代償とした、根本的にモラルに反する利益である、ということです。安倍氏は、むりやり道徳を教科として格上げし、強制しようとしていますが、IR法で、ギャンブルを公認することで、国家は、道義を語る資格を完全に失ったのです。

どこの国もやっているじゃないか、そんないいわけは通用しません。江戸時代は、御法度でした。思えば、江戸時代、賭博を禁止した背景には、儒学や朱子学を道徳律としたサムライの高い道徳性があったのではないでしょうか。

明治以降、なんでも西洋の物まねをする、西洋崇拝を見て、夏目漱石は嘆きました。今の日本も同じです。
丁半ばくちはだめで、ルーレットならいいわけがありません。清水の次郎長や国定忠治が生きていたら、どう思うでしょう。

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