トランプ氏という世界最大の不幸が、延長される心配がでてきた。
3年前、大方の予想を裏切って、共和党トランプ氏が、民主党ヒラリー・クリントン氏に勝利した理由の一つは、民主党の党内分裂にあっただろう。民主党内で、大統領候補を選ぶ過程で、自称社会民主主義者のバーニー・サンダース氏が、若者の支持を集めて、どんどん勢いを増し、本命といわれたクリントンと伯仲した選挙戦をした。最終的にクリントンが勝って、民主党の大統領候補になったが、激しい党内闘争の結果、しこりが残り、肝心の大統領選で、民主党の結束が弱まった。
来年になった、大統領選に向けて、同じパターンが繰り返される恐れがでてきた。今、民主党内では、オバマ時代の副大統領のバイデン氏、サンダース氏が、党内支持率のそれぞれ一位、二位を占めている。バイデン氏は穏健派でクリントン氏と類似の政策だ。サンダース氏は左派で、もっと急進的改革を提案している。民主党内では、サンダース氏を支持する急進派は以前より勢いを増している。オカシオ・コルテス氏等、元気のいい若手女性候補者もサンダース氏に近い。しかし、党全体をまとめるには至らないから、バイデン支持が最も大きい。つまり、民主党は、4年前同様に、穏健と左派の対立が深まりつつある。
これが日本なら、サンダース氏ら左派は、党を割って、新党をつくるところだろう。しかし、アメリカの選挙制度は、新党にものすごく不利にできていて、二大政党を維持するようにできているから、民主党にしがみつくしかない。
今のままだと、トランプ再選の恐れがある。彼は、歴史を逆回りさせ、世界に害悪をもたらす、最大の悪の根源だ。ダース・ベーダーだ。トランプに比べれば、安部氏などはかわいいものだ。トランプ再選は、絶対阻止すべきだ。
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