2019年10月19日土曜日

ディベイトのある選挙

アメリカの大統領選挙を見て、うらやましいと思うことがあります。それは、ディベイト(討論)です。
例えば、今、民主党内では、候補者選びをやっていますが、10人くらいの候補者が立候補しています。そして、全候補者が一堂に会して、お互い討論をします、それも、公開でです。しかも、一度きりでなく、半年くらいかけて、何度もします。そうした中で、議論は煮詰まるだろうし、候補者の考えもわかるし、今世の中で何が重要かもわかるでしょう。選びながら、政策の学習もできます。候補者も議論の過程で、自分の考えを深めることができるでしょう。真剣なディベイトは、あ互い相手の弱点を指摘することで、議論は深まります。

翻って、日本の選挙は一方的に演説するだけです。ある人の演説を聞けば、なるほどと思い、別の人のをきいてもなるほどと思い、比較することができません。それは、ディベイトがないからです。そして、選挙民の多くは、自分の支持する人の演説をきくが、支持しない政治家や政党の話は聞きたがりません。ディベイトが乏しいことが、選挙を面白くなくしています。
昔は、立会演説会があり、全候補者の話が聞くことができました。選挙の方法をもう少し工夫すべきではないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿