築地魚市場が、豊洲に移転して、丁度1年になるそうです。豊洲はうまくいっているのでしょうか。色々な理由があるのでしょうが、取り扱いは激減して、事業計画の6割弱に過ぎないといいます。その分、足立市場とか川崎北部市場とか、南部市場などが増えている、といいます。
移転の議論の際、築地は狭すぎる、衛生管理が不十分、等の問題が指摘され、それらを解決するための移転だったと思います。移転が成功だったか、失敗だったかは、もっと長い目でみないとわからないのかもしれません。しかし、一つだけはっきり言えることがあります。江戸の香のする名所が、又一つ消えてしまった、ということです。
東京の魅力とは何でしょう、最先端の文化、最新の建築物、など未来志向の魅力とともに、江戸の歴史的な文化の名残こそ、東京の魅力です。そうした歴史遺産の貴重さは、東京に限りません。どこでも、そうしたものを観光の目玉にして、大切にしています。築地の魅力は、そうした江戸文化の魅力だったのではないでしょうか。
新しい港町ヨコハマには、文明開化以来の歴史の魅力があります。それも又、横浜の最大の魅力です。そこに、IRカジノというアメリカ文化が入り込めば、横浜の魅力はぶち壊しになるのではないでしょうか。それは横浜の観光資源の破壊につながります。
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