2019年10月28日月曜日

中国と市場経済

通常、市場経済が発達すると、強権力よりカネの力が増大するので、権力は弱まり、その分企業が強くなります。おかげで、民主化が進みます。例えば韓国も、かつては、独裁政権でしたし、台湾も同じです、しかし、市場経済と共に、市民運動もあり、民主化されました。だから、中国もいずれそうなるだろうと、世界は期待していました。でもそうはなっていない。それはなぜでしょう。ここには、中国という謎の国の秘密がありそうです。

私の仮説です。今、習近平は、いまだかつてない、強大な権力を手中にしています。しかし、少し前、激しい反腐敗運動がありました。あの反腐敗とは一体何だったのでしょう、通常、腐敗にかこつけた権力闘争であり、それで、政敵を次々追いやったのだと、ととらえられています。しかし、次のように、考えられないでしょうか。あの腐敗運動こそ、共産権力と、資本主義の金力との、壮絶な闘いであった。そして、共産権力は、資本主義の金力を屈服されることに成功した、と。

現在、ファーウェイという企業は、アメリカの目の敵にされていますが、それは、ファーウェイが単なる一企業ではなく中国の次世代高速デジタル技術の世界支配の、エージェントだからです。つまり、この世界最大企業は、実は、中国そのものなのです。

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